プロジェクタマッピング模型システムの観光活用研究
〜テクノロジーの観光活用研究〜
この動画を見ると概要がわかります! 日本遺産フェスでの解説の様子
概要:
だれでも, いつでも, オリジナル画像を簡単に投影できるツールとなることを目指して
近年、模型に多様な主題地図をプロジェクターで投影するプロジェクターマッピング模型システム(P+MMシステム)が博物館等で導入されています。投影する画像はPCで自由に作成できるので多様な活用の仕方ができるはずであるが、各地での利用の現状は、投影コンテンツの更新はあまり行われず、一方的な解説展示ツールの域を出ていません。
そこで、P+MMシステムの開発メーカーである株式会社ウェザーコックと共同研究を進め、リアルタイムに模型に書き込み投影をしたり、多くの人がコンテンツを作成し、持ち込み投影できるような利用方法が可能になるようなシステムの改良や、民間ガイド等も活用できる解説展示ツールとして新たな利用や教育ツールとしての活用方法を研究している。
共同研究企業 株式会社ウェザーコック公式HP
東京都立大学の全学HPで日本遺産フェスティバル@桑都八王子での展示出典内容が紹介されました。
都立大公式webマガジンメトロノワ
2020- 演習授業での活用
2021- 地域資源のストーリーを伝える投影コンテンツを制作
2023.09 日本建築学会大会で成果を発表
プロジェクタマッピング模型システムの観光や教育分野での活用に向けた実践研究 ~大学の演習教育と日本遺産センター展示コンテンツ制作を事例として~
P+MMの観光・教育活用梗概.pdf
2023.11 日本遺産フェスティバルに出展
観光ガイドや学芸員さんなど、だれでも、簡単に、パワポなどの汎用ソフトで地図画像を作成し、持ち込んで投影できる日本初の仕組みであることをアピールしてきました。
また、日本遺産のような文化財や、様々な地域資源、特産品などを、地理情報と関連させながらストーリーを伝えるツールとして使えることも紹介しました。
詳しくは、ページ最上部にある、日本遺産フェスティバル in 桑都・八王子の展示ブースで発表した時の動画をご覧ください。
・プロジェクターマッピング模型システムの紹介
・地域の環境を設定されたテーマをヒントに表現した地図の投影例
・地域資源のストーリーを伝えるコンテンツ作成例の紹介「八王子産食材でつくるお酒とおつまみ」
2023.12 文化庁と協議
文化庁の方にご訪問いただき、文化遺産の保全と活用の視点や、そのなかでの博物館の今後の役割とコンテンツのあり方の視点から、P+MMシステム(都立大+ウェザーコック開発版)の現状においてできることや、今後の可能性について議論をしました。
今後の開発と活用の方向性についてよい議論ができました。
研究一覧
テーマ研究一覧
川原研(大学院)で研究を希望する方へ
- 受験前に必ず相談しに来てください。(ビデオ会議も可能です)。
- 観光に関わる簡単な研究計画書をEメールで送付ください。
- 大学院の合格前に、研究生として受け入れることはしていません(学科方針)。
- 受験の詳細は観光科学域HPをご覧下さい。夏試験(8月)、冬試験(2月)があります。