研究紹介
プロジェクト研究
行政や事業者と共同による実践研究
八王子中心市街地のフロートビジョンとアクション
景観絵本「八王子まちなか景観みらいものがたり」の取り組み
八王子中心市街地の魅力を高めるまちづくりを景観行政との連携で取り組む方法として、地域観光プラニング研究会(代表:川原)が提案する計画メソッドのひとつ「フロートビジョン」策定を核として進めているプロジェクトです。市民ワークショップと専門家会議の両輪で議論をして、景観絵本「八王子まちなか 景観みらいものがたり」というフロートビジョンを作成し、これにもとづくアクションを起こしています。研究室活動として学生と共に「アシナミドリ」、「黒塀キャンバス」という複数のアクションを推進中!
2023年度 都市景観大賞 景観まちづくり活動・教育部門の優秀賞 受賞!
長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクト
山口県の長門湯本温泉が、地域有数の旅館の倒産を契機に、2016年以降、星野リゾートの誘致・協働、行政、住民、旅館関係者等の事業者と一体となり取り組むプロジェクト。河川親水空間や歩行者中心の道路空間整備とその活用体制の構築や、夜間景観デザイン、攻めの景観形成・リノベーション推進、隣接する萩焼窯元集落作家陣との連携といった、いずれも先進的な取り組みによる魅力づくりと、観光地経営のデザイン、そこに至るまでの社会実験を通した合意形成と協力体制構築など進めています。 川原研がめざす観光まちづくりモデルとも言えるプロジェクト。
高尾山地区 観光まちづくり研究
ミシュラン三つ星獲得後、世界一の登山客数を誇る高尾山エリアは、観光需要を受け止めるための民間や、行政複数部署による多くの事業や新しい活動がある。それら多様なハード整備事業、ソフト事業を連動させ、魅力的な観光地形成を図り、負のインパクト軽減、観光収入の地域還元などをめざす観光地経営プロジェクトである。
都市整備方針の策定支援、地元で尽力してきた人の口伝による歴史の編纂と将来像検討、防災、動線整理と夏の魅力づくりのための河川・公園整備などに取り組む。
林業基盤の職人連携による観光まちづくり

ヴェトナム・フエ皇帝陵の構成原理解読とエコツーリズム推進
里山再生✕コミュニティ形成をめざす開発住宅地のエリアマネジメント

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おおたクリエイティブタウンの構想と実現
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鶴岡・山王商店街まちづくりアーカイブ
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テーマ研究
学術的調査・開発研究、学会での研究
観光まちづくりに資するイベント・レガシーの戦略的形成
2023年度は、EUが指定した都市で一年間にわたり集中的に各種の芸術・文化行事を展開する「欧州文化首都(ECoC)」事業のうち、レガシー計画や予算、レガシープログラムを有し、まちづくりに繋がると考えられるボトムアップ型のプログラムを強調する都市に着目した。特に2018年にオランダのレーワルデンで行われたECoC事業を調査し、大規模な芸術文化イベントから生み出すことが可能なレガシー要素の抽出や、準備段階から開催年度、その後の展開までのプロセスデザインや計画論的視点での要点を整理した。
地域観光プランニング〜観光まちづくりの計画技術の体系化
地域観光プランニングカレッジ:観光まちづくり人材教育プログラムの開発

地域観光プランニングの方法論を体験的に学ぶ、全国の学生を対象とした3〜5日の合宿型ワークショップ「地域観光プランニングカレッジ」を毎年開催しています。地域観光プランニングカレッジとは、公共性や公益性、地域視点を重視してきた都市計画やまちづくり分野の計画技術や進め方と事業性や観光客視点を重視してきた観光事業を融合した新しい観光のプランニングとマネジメントのあり方を、具体的なフィールドや地域づくりの専門家、地域で観光に関わるビジネスに関心のある事業市民とともに学ぶ場です。日本建築学会の小委員会として活動しています。
観光まちづくりオーラルヒストリー研究

宿泊事業者主導の観光まちづくり研究
個人旅行時代の旅行者ニーズやコロナ禍を受け、地域に根差した先進的な宿泊事業者は、自身の宿泊事業の再生だけでなく、施設外の地域事業に投資したり多様な事業者と連携して、温泉街全体や周辺広域エリアの魅力づくりに取り組んでいる。そこには「観光を包含する地域のビジネス・エコシステム」を支える地域インフラとしての宿泊事業者の役割を見出すことができる。本研究はこうした視点で、宿泊事業者主導の観光まちづくりのあり方を探求する研究である。
2023年度は、天童温泉の複数の宿泊事業者が連携して設立したDMCの取り組みを調査し、旅館がもつ多様なリソースを活かして、遊休不動産活用や農家等と連携した観光ツアー事業を、事業採算性と地域貢献性のバランスをとりながら進める状況を明らかにした。
また、全国の温泉街の法定河川区域内の堤防や河川敷などを観光コンテンツとして活用する可能性を調査し、宿泊事業者が管理活用する可能性を考察した。
プロジェクターマッピング模型システムの観光活用研究

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都市の祝祭空間研究

まちづくり技術を生かした地域ブランディング

川原研(大学院)で研究を希望する方へ
- 受験前に必ず相談しに来てください。(ビデオ会議も可能です)。
- 観光に関わる簡単な研究計画書をEメールで送付ください。
- 大学院の合格前に、研究生として受け入れることはしていません(学科方針)。
- 受験の詳細は観光科学域HPをご覧下さい。夏試験(8月)、冬試験(2月)があります。